タコちゃんにシツコクされても…

タコちゃんにシツコクされても…

たこちゃん、髪の毛ちょっとべちゃっとしたね…。汗かいた?
ちょっとこわくてもたこちゃんに優しいしお。
二人で綺麗なシアトルの秋の始まりを見ているのだね。
IMG_6663.jpg
昨日の写真、合成じゃないですよ?っ!
合成するなら、ハワイのビーチとか、エベレストの頂上とか、
新宿駅のホームとか、もっとおもしろい背景を選びますよ!
あの景色はまぎれもなく僕の部屋からの景色です。
近所の湖と、遠くのオリンピック国立公園の山岳が見えます。
でもたしかに、ちょっとした撮影とレタッチの工夫はしてあります。
なんだかこのままだとオオカミ少年と思われそうなので、
どうやってあの写真を撮ったか、簡単に種明かしをしましょう。
ちょっと細かい話なので、もし写真に興味があったら読んでいただけたら嬉しいです。
昨日の写真は、適当に撮影してたまたま出来た写真ではなくて、
はたまた一眼レフだから撮れたということでもなくて、
はたまたシアトルだからああいう色が出たわけでもありません。
はじめからああいう写真を撮ろうと計画して
構図、照明、レタッチを工夫しています。
合成に見える理由の一つとして、背景と被写体の両方に露出が合っていることがあります。
ポスターや宣伝で、ビーチに人がいて、海と空が青いのに人もクッキリ、
という写真を見たことがあるかと思います。
ああいう写真は、普通にシャッターを切っても撮れません。
カメラは人間の目のように優れていないので、
人に露出を合わせると空と海が白く色が飛んでしまい、
空と海に露出を合わせると人が黒く潰れてしまう、という現象がおきます。
そこで、背景と被写体の露出をまったく別々にとらえるテクニックがあります。
それがオフカメラライティングというのですが、
カメラから離れた場所でライトなりフラッシュなりを点灯させる技術です。
なかなか文章では説明がむずかしいのですが、
背景と被写体の両方がクッキリするように
カメラの設定と照明を工夫しているということです。
また、昨日の写真の背景がスッキリしているのは、合成ではなくて、
逆に「余計なものを写さない、または消す」という作業を行っているからです。
我が家の目の前には隣家がありますが、まずそれが入らない構図で撮影。
そして中望遠?望遠のレンズをつかって、
背景のパースペクティブが狭くなるようにして
余計な物が構図に入らないようにする。
それでも視界に入って邪魔なもの(電線など)はフォトショップで消しました。
そして細部の色の露出、コントラスト、色合いの調整を行い、
最終的にアーティスティックな風合いを加えます。
こうして昨日の絵葉書風の写真はできあがりました。
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外きれいだね?しあわせだね?。

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