体調を崩さないために

被災者の方々、救援に携わる方々、後方支援されている方々、みなさん、体調は大丈夫ですか。
震災から１週間近くが経過しました。最初のうちは気が張っていて大丈夫でも、次第に疲れやストレスが溜まってくることも事実です。心理状態と神経と免疫は深い関係があり、疲れやストレスが溜まると、即免疫に悪影響が及び、日和見感染のリスクなどが上がることも皆様ご存知かと思います。復興に向けて、長期戦になることを考えたら、皆さんが元気でいつづけることがとても重要になってきます。特に避難所など密集した環境では、感染症の発症が、集団全体の問題になります。特に、お子さんやお年寄り、体力が落ちた方々には感染源が大敵です。従って、一人一人が健康を保ことが他の方々を守ることにも大きくつながってきます。そこで、ストレスをいかに溜めないようにするか、お話させてもらいたいと思います。
ストレスを少しでも溜めないようにするために、心のコントロールにいくつかコツがあります。
まず、一人で押し黙らず、人と会話してください。辛い話題を、自分の心の中で繰り返すとストレスになりますが、人と共有するとストレスの発散になります。もちろん、辛い話題以外でもなんでも、人と会話をして気持ちの共有をすることを試みてください。我々は社会的な動物で、人と気持ちを共有することが、心の健康を維持する上で非常に大切です。
次に、無理にでも何か違うことを考えて、震災意外に意識を向ける努力もしてみてください。単純なことでも構いません、なるべく詳細に震災に関することとは違うことを考えてみてください。たとえば、しおちゃんのファンの方であれば、しおがどういう風に歩き、しゃべるか詳細に思い出してみてください。いままでのYoutubeにアップしてある動画で、どんなものがあったか、自分の中でのランキングとか、そのような些細なことでも構いません。しおちゃんの語彙、すべて覚えていますか？紙に書き出して思い出そうとすることも悪くありません。つまり、何か自分が好きなことに関して、詳細に想像を膨らまして脳の活動を震災意外の事象に使ってみてください。これができると、震災のことを考えていた脳の部位と別の部位が活性化し、集中力が高まり、心のコントロールもできるようになってくると同時に、いままでとは違う形の刺激を脳に与えることで、ストレスも軽減されます。「余計なこと考えても役に立たない」などとは思わないでください。決してそんなことはありません。あなたのストレス軽減になり、病気を防げれば、他の人を助けることもできます。
そして最後に、笑うことは不謹慎ではありません。笑いは、計り知れない心のエネルギーをもたらすだけでなく、身体的にも免疫を強化する効果を期待できます。今日は、しおの「へんがお」で少しでも笑っていただけたら幸いです。
また、多くの方に募金にご協力していただいて、みなさまの優しさに深く心を打たれています。復興にはまだ時間と費用がかかります。募金も皆様ができる範囲内で、継続的にお願い申し上げます。また、救援物資の募集の準備も各自治体でだいぶ始まっています。救援物資を送る場合は、募集されている場合を除いて、直接避難所に送るなどせず、慎重に行ってください。受け入れ態勢やインフラの麻痺などで準備が不十分な場合、被災地での混乱を呼ぶ可能性もあります。皆様がお住まいの県や市のホームページなど、各自治体の募集に従って救援物資の提供を行っていただければと思います。