ローテンションでもキュイン。

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*突然飼い主がしゃべり出すのでびっくりしないように注意してください。

ローテンションでもお目目はキュインな釣り(Youtube)
先日の、しおちゃんの元気玉の動画の音楽はこちらです。”This Moment (Original Edit)” by Nic Chagall.

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しお、元気にしています。


「しゃべるねこ、しおちゃん」ということで、子供が言語を学んでいくプロセスで重要な事は何か、そのヒントを探る科学者のとても興味深い講演を紹介。講演者はワシントン大学の知覚・脳科学の教授、Patricia Kuhl。誰にでもわかりやすいトークで、実験もシンプルでいながらしっかりコントロールを取った科学的なアプローチ。興味深い仮説に切り込んでいて、とても良い講演!下は、簡単ですがこのトークの要約です。

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現代神経科学で明かされて来た赤ちゃんの言語能力の発達。
言語を学ぶ能力は生まれてから7歳までは天才的に優れている。しかし、その後は急激にその能力が落ちる。なぜなのか、世界中の科学者たちが研究を続けている。
我々の研究の結果、言語を学ぶのには初期の重要な期間があるようで、その時期に赤ちゃんはどの音が言語に使われているのかを習得するようである。そこで、特定の音がどのように習得されていくのかを実験的に調べた。
驚くことに、赤ちゃんは人種や文化にかかわらず、あらゆる言語の音を識別することができる。実験の結果、1歳になるまでの時期が非常に重要であることがわかった。6?8ヶ月の赤ちゃんは人種・出身にかかわらず同等の音を識別する能力があるが、10?12ヶ月に至る頃にはその能力が低下してくる。つまり、音の識別能力が全能の素の状態から、我々大人のように次第に文化にしばられていく。
赤ちゃんは、聞く言語の音の種類の分布を吸収し、その音の分布に伴った言語能力の発達をしているようである。ところが、この音の分布を吸収する能力は、テレビや録音された音ではダメで、人に直接話しかけられないと発達しない。
MEGという全く害のない(また赤ちゃんを固定もしないストレスフリーの)装置を使って、赤ちゃんが学んでいる時の脳の様子を我々は世界で始めて調べた。あかちゃんに言語を聞かせると、音の識別を司る脳の部分が活性化し、つづいてその回りが活性化する。脳の中でさまざまな情報を調和させたり、脳の他の領域の機能との関連づけさせていると考えられる。
神経科学というツールを使って、子供の脳の発達を理解するすばらしい未来に私たちは向かっている。子供が感情の変化を経験したり、言語を学んだり、数学の問題を解いたり、アイディアを出したりする時に脳がどのように機能するのか詳細に知ることができるようになるだろう。また、学習障害などをもった子供の治療も脳科学的見地から行うこともできるようになるだろう。子供の脳(心)の開放性(柔軟性)をこれから見て行くことができるだろう。また子供の脳を研究することによって、「人間である」ことはどういった意味を持つのか深い理解に繋がるだろう。そして、脳の機能を解放することによって、大人である我々でも一生学びつづけられる方法も見いだせるようになるだろう。

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しかし!
しおちゃんのしゃべる謎はさらに謎が深まるばかり!
ねこ(?)でありながら1歳を過ぎていてもなお言語を学んだしおって一体…?笑
しおをMEGにかけたら、中で誰かがしゃべっているのが見えるかも!?

note でも定期連載しています

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