僕の大切なしおちゃんの目と命。

僕の大切なしおちゃんの目と命。


今日の夜。元気にごはんを食べるしおちゃん。
今日もいつも通り元気で、一緒にあそんだりゴロゴロしたり、モフモフしたりしました。
 

 

ツイッターの方で先日少しお話しましたが、実は、しおの目に一年ほど前から異変が起きていました。
 
それから半年後、異変の度合いが大きくなったので、かかりつけの獣医に診察を受けました。ところが、これは眼の専門医に診察してもらった方が良いということで、紹介を受けて専門医の診察を受けました。
 

診察の結果、しおの目に腫瘍と疑われる部位があって、メラノーマ(悪性黒色腫というガン)を引き起こす可能性があるかもしれないと診断されました。

 
メラノーマになった場合は、すぐさま目を摘出しないと全身に転移して助からないと言われました。
 

目という組織だけに、バイオプシー(組織を少し取って病理検査すること)もとても難しいので、特殊なスコープを使っての診察を行いました。当時の段階ではメラノーマではないと判断されたので、また半年後に検査し、もし悪性になっていたら目を取り除くと言われました。
 

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そして今日がその半年後の再検査の日でした。スリットスコープという、角膜や虹彩の厚さや詳細を観察できる特殊な顕微鏡でしおの目を観察します。
 
本当に幸いでした。腫瘍と疑われる部位は悪性になっていませんでした。
 
今後疑わしい部位がどうなるかは、獣医もわからないと言っていました。メラノーマになる場合もあれば、悪性化せずに一生を生きられることもあると。

 

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みなさんにはご心配をおかけしましたが、しおにガンができず、元気でいることを報告できて嬉しく思っています。
 
どこかで書いたかもしれませんが、僕自身医学を生業としていて、命の強さと弱さを痛感することが日々あります。ガンや感染症を駆逐できる強い免疫の活動をまじまじと目にすることもあれば、それらに負けて体内のシステムが崩落し、あっけなく命が失われる現場を見る事も日々あります。職場の付属の病院で、残りの時間に怯えるガン患者さんに会って話をし、命や時間の尊さを痛感したこともありました。
 
幸いしおちゃんの症状は悪性化はしませんでしたが、ここ半年で症状の進行がとても早かったのは事実でした。その様子を見て、いままで頭ではわかっていたけれども、しおと自分の時間の流れる早さが違うことを強く認識しました。
 
今年の夏でしおも7歳。出会ってから6年。飼い主として、家族として、研究者として、しおちゃんの命に今後も最大限のことはしていくと固く誓っています。
 
みなさんにもたくさんの応援や元気玉を送ってもらったことも、僕にとって大きな励ましになりましたし、しおちゃんにも伝わっていると思います。みなさんには深く感謝しています。
 

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